February 27, 2008
「ビジネス・エスノグラフィ」2連発
しばらく更新をサボっており、申し訳ありません。この間、「ビジネス・エスノグラフィ」に関するセミナーを、2つ連続で実施しました。
<その1:情報処理学会ソフトウェアジャパン2008・ユーザスタディフォーラムセッション「ビジネス・エスノグラフィ入門」(情報処理学会主催)>
<その2:「Design Ethnography(デザイン・エスノグラフィ) -機会発見のためのデザインリサーチ-」(日本産業デザイン振興会主催)>
いずれも大変盛況で、この領域に対する実務家の皆様の期待がひしひしと伝わってくる機会となりました。特に、その2のほうでは、EPIC2007のプログラム・コミッティを務められたNEST社のRich Radka氏を講師に招き、ビジネス・エスノグラフィの実施プロセスを包括的に講義していただきました。私自身も非常に学びの多い機会でした。
投稿者 tamdai : 11:24 PM | コメント (0) | トラックバック (0)
EPIC2008のサイトアップ
今年、初めて米国外で開催されるEPIC2008のサイトが立ち上がりました。10月のCopenhagenは楽しそうです!昨年のKeystone(米・コロラド州)は、標高3,000メートルだったために、滞在期間中ずっと高山病に悩まされたことへのリベンジも果たしたいと思います(笑)。
ちなみに、EPICはEthnographic Praxis in Industry Conferenceの略です。僕らのコミュニティ(情報処理学会ユーザスタディフォーラム周辺、とご理解ください)では、「ビジネス・エスノグラフィ」と呼んでいる、実践的な研究領域です。
投稿者 tamdai : 11:15 PM | コメント (0) | トラックバック (0)
October 09, 2007
EPIC2007で発表してきました!
応用エスノグラフィに関する国際会議・EPIC2007に参加してきました。会議二日目のPaper Session-4: "New methods for hearing, new methods for being heard"にて、"Harmonizing human eyes with digital sensors"というタイトルで講演。シングルセッション構成のため、約300人の参加者全員に聞いてもらうことができて、すごくいい成果披露の場になりました。講演論文を収録したproceedingsがweb上で公開されているので、ご参考まで。
EPICはまだ公に開始されてから三度目、という若い会議ですが、応用エスノグラフィ業界の現状を広く見るのに最高の場で、特にデザインコンサルティング事業者では、IDEOやJumpのような大御所に加えて、IN/SITUMやReD Associatesのような、非米系の実績あるファームの存在感を肌で感じることができたのは大きな収穫でした。
意外だったのは、日本からも少なくない参加者があったということ。OAや通信、ソフトウェアなど、実際に応用エスノグラフィをビジネスで利用されている企業、導入を検討されている企業の存在を知り、エスノグラフィが日本のビジネスの中にも根づきつつあることを感じました。
来年のEPICはCopenhagenでの開催とのこと。また参加するぞー。
投稿者 tamdai : 05:08 PM | コメント (0) | トラックバック (1)
August 09, 2007
HCI International 2007
2週間ほど前に、北京で開催されたHCI International 2007に参加。オーラルスピーチをしてきました。
最終日の朝8時からという恵まれない時間帯の上、セッションチェアは行方不明(万里の長城見学にでも行ってしまったのか?)、セッション発表6件のうち2件が無断キャンセルというとんでもないセッションでしたが、発表内容に対する反応は予想以上に大きく、発表後のコンタクトもいくつかあって、逆境の中、まずまずの成果だったかな…と思いました。
会場がオリンピック公園の横という、北京の中心街からかなり離れた場所だったため、隣接の学会指定ホテルとの往復でほぼ日程を消化してしまったのが残念でしたが、ホテルの部屋はスイートルームにアップグレードされたため、滞在そのものはなかなか快適。バーカウンターとバーチャル暖炉(!)付きのリビングルームに、寝室、サンルーム、広い浴室、さらに独立した洗面所があって、広さはおそらく80平米はあったのでは?!
来年のオリンピック開催を控えて、もうすでに街はオリンピックムードが漂っていました。また東京オリンピックが開催されることになったとしても、日本ではここまで盛り上がらないだろうなー、という印象。
投稿者 tamdai : 05:07 PM | コメント (0) | トラックバック (0)
practiceという概念
エスノグラフィを行う上で欠かせない概念のひとつに"practice"という言葉があるが、これが自分自身、もうひとつ明確に定義できていないなー、と思っていたところによいリファレンスを発見した。
"Practice is, first and foremost, a process by which we can experience the world and our engagement with it as meaningful." (Wenger, 1998; 「プラクティス」とは、結局のところ、人々が世界を経験するプロセスであり、かつ人々と世界との意義深いつながりを示す。)
"The idea of practice is concerned not just with what people do, but with what they mean by what they do, and with how what they do is meaningful to them." (Dourish, 2001; 「プラクティス」というアイデアは、人々の行為のみならず、行為の意味にかかわる。また、いかにそれらの行為が人々に意義あるものかにかかわるものでもある。)
投稿者 tamdai : 04:50 PM | コメント (0) | トラックバック (0)